映画「ザ・コーグ」

2010年3月のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞をとった「ザ・コーグ」が話題になっています。

私も「わんぱくフリッパー」を観て育った世代です。

イルカ漁のことは知りませんでしたが、太地町が昔、捕鯨漁を生業としていたことは、黒姫に住んでいる作家C・W・ニコルさんの「勇魚(鯨の古名)」を読んで知っていました。

本に描かれている漁師たちの真摯な生き様から、彼らに対するニコルさんの深い畏敬の念を感じ取ったことを覚えています。

「ザ・コーグ」は、イルカを一頭も殺されたくない思いで作られた映画です。

ドキュメンタリーといっても、プロパガンダ的映画のドキュメンタリーですね。

やらせや盗み撮りや作為的な編集や虚偽の事実表記があったとしても、映像の力はそれなりに発揮するでしょう。

人の脳は、自分の意志を超えた存在でもあります。

私はこれを映画館で観る気にはなれません。



ニコルさんだったら、なんて言うだろう?

「ザ・コーグ」を撮った人たちは、牛や豚や鶏も食べない人たちなんだろうか?

前に見た「いのちのたべかた」というドキュメンタリー映画を思い出しました。

屠殺用ベルトコンベアーに乗せられた牛たちが解体された後、屠殺場はおびただしい牛の赤い血液でいっぱいになる。

毎日毎日ここで労働者たちは働き、牛たちは悲しい目をして殺されていき、人間たちはその肉を食べることが繰り返されていく日常がありました。

画像は、時に美しく、観た後に余韻を残す奥の深~い秀作でした。

まったく、なんの解説も無く、流れて行く日常のこういう映画はアカデミー賞はもらえない?
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by hontou-no-koto | 2010-07-07 23:03 | 日記


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