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棄民

2月16日の朝刊の一面は
イラク陸自来月撤退 5月末までに完了 空自は残留」だった。

今まで治安維持にあたっていたイギリス軍などと同時撤退の時期をのがすと、自衛隊から死者を出しかねないということらしい。
自衛隊派遣継続を期待するアメリカ側に対して、先月訪米した額賀防衛庁長官が「法的に困難」と拒否したとか・・・
法的とは、憲法9条のことですかね~(ー。ー)
只今、自衛隊員を米軍訓練所で訓練中なので、憲法変えるまで待ってくれということか?
1月11日額賀防衛庁長官は訪英中のロンドンで記者会見し、07年度から米国製の無人偵察機を導入し配備する方針を明らかにした。06年からミサイル防衛(MD)が始まるのに合わせ、赤外線センサーを搭載した無人偵察機で、北朝鮮の弾道ミサイルの動きを監視する方針だ。防衛庁は国産機の開発を進めていたが、自主開発に10年程度かかるとされ、MDや離島防衛などのため、早期の配備が必要と米機の導入に踏み切った。

自衛隊と米軍の一体化は、事実上大手を振って進行中でだという。
もはや、日本に無いのは核兵器のみということに?


そして、同じこの日の新聞「暮らし」面には、
自立支援 国は怠慢  中国残留婦人と孤児賠償請求は棄却」東京地裁判決

敗戦後の中国残留婦人に対する「国としての早期帰国義務」と「帰国者の早期自立義務」を怠ったか否かが争点でした。
判決は・・・国には、いずれについても、法的義務を認められない・・・(==:

旧満州(中国東北部)などに取り残された日本人のうち、政府はおおむね13歳未満を残留孤児、それ以外は残留婦人等と規定している。残留婦人は自分の意思で残留したとみなされ、以前は定着促進センターでの日本語教育を受けられなかったり、配偶者の帰国費用が認められなかったりした。日中間のトラブルがある間は、調査もせずに、未帰還者の過半数を戦時死亡宣告し、終戦時に13歳以上のものは、自ら残留を希望したとみなし支援を打ち切る。自分で身元引受人を見つけた場合に限り、自費での帰国を認める。中国籍を持つ者は、外国人扱いをしてきた。(by 毎日新聞)


先日、NHKで放映された、残留孤児と養父母のドキュメンタリーでも、日本に帰国した残留孤児の渡航費用の国費負担は1回のみ。養父母に会うために中国に戻り日本にいない期間は生活保護費をカットされていた。
ようするに、国策で送り込まれ遺棄された人間は、黙って死んでくれ、日本に帰ってくるなということだ。
日本に帰ってきても、即GNPに貢献せず生産性の低い人間は手がかかって面倒くさいから、関わりたくないということかもしれない。
これほど、「礼」も「義」も「仁」もなく、冷酷な仕打ちができるこの国の仕組みはいったいどうなっているのだろうか?
国が弱い者いじめをしている。

来年度予算で社会保障費は、3,000億円の減額になるらしい。
ちなみに、自衛隊イラク派遣費用は(派遣準備を含め陸海空の03年末から06年3月まで))735億円!(73,500,000,000円)
名護市の基地埋め立て費用だけで3,300億円(3,300,000,000,000円)
ちなみに軍人恩給は1兆660億円(1,066,000,000,000円)
それを含めた軍事費は6兆1千億円(6,100,000,000,000円)
↑の無人偵察機1機あたりの費用はプレデターが約14億~18億円、グローバルホークが約64億円の見通し。
そうだ防衛施設庁談合事件
による、国費の損失は?
アメリカ軍海兵隊のグアム移転費用7050億円の要求は?
大型工事受注で甘い汁を吸おうとしている外務官僚にとって、誰がお金を払おうとかまわないのだろう。


軍事費こそ生産性ゼロではないか!!
日本は自ら魔物に取り付かれようとしているのか(@@;
日本人には、「智」も無いのね・・・

棄民_e0090584_2154852.jpg


国民の命と財布を、任せてはいけない人に、私たちは任せているのだと、またしても実感する今日この頃であります・・・(--;

毎日新聞による「イラクに展開する主な派遣部隊」
北西部 アメリカ  138,000人
    韓国      3,100人
    グルジア      850人
中南部 ポーランド     900人
    ルーマニア     750人
    ブルガリア     150人
    ウクライナ      50人
南東部 イギリス    8,000人
    イタリア    2,600人
    日本        600人(陸自)
    オーストラリア   450人

by hontou-no-koto | 2006-02-16 22:01 | せいじ


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