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映画「大通りの店」

NHKBSで1965年に発表されたスロバキア映画「大通りの店」を観た。

ナチス親衛隊が、小さな町の、のどかな人々の日常を変えていく。
それまで「普通」の暮らしをしてきた人々が、片や権力者となり、片や財産も命も奪われ収容所へと追い立てられる。
「何がなんだかわからないが、法律が出来てしょうがないんだ」という言葉が、息子のように扱ってくれる雑貨やの年老いた女主人を、ユダヤ人狩りからかばおうと苦悩する主人公の口から出てくる。
歳をとった女主人は、かなりボケが入っていて、話が一方通行な二人のやりとりは、チャプリンの映画のシーンのように、おかしくも悲しい。
店の前の広場にユダヤ人たちが集められ、広場からみんなが立ち去るまでの時間は、主人公と共に、観ている方も、苦悩のクライマックスを味わう。
何気に入ってくる、犬の申し訳なさそうな表情も、姿が見えない息子の名前を呼ぶ母親の声もみな、あの悲しい時を生きているように見えるのだ。
その心理描写が、あまりに見事で、これが映画で良かったと思えるくらい、観終わった後心臓にこたえる映画だ。
演じる俳優のうまさもさることながら、脚本監督のセンスの良さ、心の温かさ、愛情の深さが滲み出る傑作だと思う。

その前に、スマップの香取君がパーソナリティの番組をチラッと見たら、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺した「三島由紀夫」の映像が流れた。
バルコニーで自衛隊決起を促す演説で「・・・憲法を守る軍隊になってしまった!」というくだりがある。
その後のシナリオは、国会占拠だったというが、今であれば、三島の「自衛隊防衛構想」は受け入れられたのだろうか?
かっこいい美意識を守るために、絶対服従と人殺しを強要されるのは、誰だろう。
軍隊を持つ国が「普通の国」だという。
銃口を向ける相手と、仲良くすることができるだろうか?想像してみて欲しい。
もしかして、軍隊を持たなければ「普通の生活」を守ることができないと、考える人達が実は、沢山いるのだろうか?(==;
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by hontou-no-koto | 2005-11-27 04:33 | 映像

拒否権

23日の朝日新聞6面に、「国連で拒否権制限論 スイス主導の決議案に反響」という見出しが出た(@@)

18日、安保理常任理事国の拒否権行使を制限する決議案の説明会が、国連本部地下会議室で開かれ、これに各国関係者代表役130人が集まったという。なんと加盟191ヶ国のうち少なくとも6割を超えているだろう。拒否権の行使は、今までに257回。冷戦前はソ連、冷戦後は、アメリカが突出して行使している。この会議の主催は、スイス、ヨルダン、シンガポール、コスタリカ、リヒテンシュタインの5ヶ国。音頭をとるスイスの頭文字をとって「S5」と呼ばれる。
さすが、スイスと胸が躍ってしまう。

何故スイスが、2002年になって、国連に加盟したのか、私は不思議だった。
朝日新聞によれば・・・第二次世界大戦の勝戦国が中心となって創設した国連への加盟は、「永世中立国」の理念と相容れないとの考え方が、スイス国内では長い間支配的で、加盟の是非を問う国民投票では、1986年76%が反対で否決、がしかし、2002年賛成55%で、ついに加盟が承認された。「世界への貢献の重要性、相互依存の国際社会の中では、孤立は出来ない」キャンペーンの効果・・・ということだ。
スイスのマウラー国連大使が「拒否権は、結果的には(主権国家の平等という原則に反し)常任理事国の利害のために使われてきた」と指摘したとあるが、これでは、国連の目的 ↓ が危うくなっていないか?

* 全世界の平和を守ること

* 各国の間に友好関係を作り上げること

* 貧しい人々の生活条件を向上させ、飢えと病気と読み書きのできない状態を克服し、お互いの権利と自由の尊重を働きかけるように、共同で努力すること

* 各国がこれらの目的を達成するのを助けるための話し合いの場となること

                (by 国連広報センター http://www.unic.or.jp/know/form.htm )

決議案が総会で採択されても、常任理事国は決議に拘束されない。
ボルトン米国連大使は、「安保理の運営方針を決めるのは安保理だけ」と演説したという。
安保理には、15の国しか参加できない。
そのうち5カ国は、「拒否権」を持つ常任理事国だ。
自分で、戦争をしかけ、市民の大量殺戮を自ら正当化しようとしている国が、常任理事国では、国連の目的は達成されないと思うが・・・
第二次世界大戦の戦勝国の権限を最重視して作られた国連構造が、いまや目的を阻んでいるといえないだろうか?
日本は、常任理事国になって、ほんとうは何をしたいのだろう?
あら、自国の利害追求のために国連常任理事国になるんでしょ?
お金出してるんだからさぁ、何がいけないのかしら?という我が日本国民の声も聞こえそうだ(^^;
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by hontou-no-koto | 2005-11-25 02:11 | せいじ

NHKテレビ BSドキュメンタリー「アフリカ2005」

途中から観たので残念だったが、とても重要なことを聞いてしまったと思う。

100万人が虐殺され、ジェノサイド(大量虐殺)と呼ばれた1994年のルワンダ内戦。
同じこの番組で、放映されたのを見ていた。
ひとつの国の中で、隣人として、共に暮らしていたはずの異なる部族ツチ族とフツ族の間に起きた争いだが、それは、映像を通して、衝撃的なものだった。
まるで枝を切り落とすように、斧が人間に振り落とされていくシーンは、悪魔に魂を売ったような、何か、人々が幻覚に踊らされているような異常なものだったと記憶している。
そんなシーンを家にいて、見てしまう違和感。。。
そして、何故?国連「安保理」は傍観するだけだったのか?という疑問が、私の中に残っていた。

現在進行形であるスーダン・ダルフール紛争、最前線の現地で平和維持活動をするAU部隊300人の半数は、ルワンダの出身だった。
番組は、彼らと行動を共にする。
自分たちの国の二の舞をさせたくないという使命感に満ちた彼らの口から出た言葉(だったと記憶しているが、もしかして、国連職員へのインタビューのシーン?)が、私の疑問に対する答えだった。

「何故、PKOを出さないかって?だって、ルワンダには資源も価値も無いのだよ。」が答えだったのだ。

襲撃を予想される村の中に、自分たちの部隊を置くことで、住民を守ろうとする矢先に、村は地面が焼け焦げるまで、破壊されてしまう。
もともとは、アラブ系遊牧民族と黒人系先住民である農耕民族との水と土地の争いだったらしいが、すでに8万人以上の非アラブ系住民が殺害され、120万人以上が家を奪われているという。
300人の部隊でできることは、あまりに限られている。
スーダン政府は、国外からの支援物資は求めても、軍事支援は内政干渉だと拒否。
なにせ、殺戮を繰り広げているジャンジャウィードと呼ばれる民兵は、同じアラブ系のスーダン政府の支援を受けているのだから。


ルワンダもスーダンと同様に、土地と水の争いだった。
干ばつがこの民族虐殺を激化させているというから、実は地球温暖化のナンバーワン、アメリカと(といえば日本も)無関係ではないということになるなぁ(--;


そして、もうひとつ、アフリカが抱えるエイズ問題について。
高いエイズの薬を買うことができず、死んでいく人々・・・
薬の値段は誰が決めるのか・・・?
南アフリカでは、マンデラ氏による薬事法改正案(エイズ薬剤のコピーを認めることによって、薬剤価格を下げる)が、「知的財産権の保護」=特許に反するという薬品会社の反対を受けて、実現するまでの4年間に、40万人がエイズで亡くなったという。
そして、薬事法は改正されたにも関わらず、その後、なんと、ブッシュ大統領によって、アフリカ各国政府は、輸入の自由化と抱き合わせに、この「知的財産権の保護」を受け入れたというのだ。
薬の値段は、アメリカの薬剤会社によって決められ、今現在、高価な薬を飲むことも出来ずに毎年40万人が死亡。
自由化による、一握りの富裕層が社会に出来上がったという。
そして、2005年7月、日本の小泉首相を含める8カ国のサミットで、多額な資金援助の提供を約束させるという、ブッシュ氏の活躍振り。
結局は、アメリカの企業にお金が入るわけね。
ゲームのルールは、力があるものが作り、そのルールは、貧しい者をもっと貧しくさせるのだという。
豊かなものの見方は、貧しいものを助けない。

「タミフル」の単価が高いのは、知的財産権の保護による特許料ということか?・・・(@@;
もしかして、またしても、旧厚生省の体質をひきずってアレですかねぇ・・・薬剤会社、厚生省官僚、政治家の癒着?
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by hontou-no-koto | 2005-11-20 01:34 | せいじ

清子さま御結婚

15日、天皇家の長女清子さまの結婚式と披露宴が執り行なわれたとのこと。
式後のおふたりの記者会見をニュースで見ました。
清子さまのゆっくりとした明瞭で静かな語り口は、さわやかさのなかに気負いの無い静かな決意を感じさせました。
それは、普段私たちの周りではおそらく聴くことができない話し方で、今まで私は、ただ皇室の人たち特有の話し方なのだなあと思っていたわけですが・・・
お色直しやウェディングケーキ入刀も、仲人も無く、着物も皇后さまの着物を仕立て直したものでした。
民間に嫁ぐとはいえ、世間では当たり前になっている結婚式とはかなり違っていましたね。
結婚されるおふたりの真摯な気持ちと天皇皇后であるご両親の慈愛のこころが、そのまま表われているといったふうで・・・久々の感動!(^^*)

ちょうど1年前(10月28日)の秋の園遊会での、東京都教育委員米長邦雄氏と天皇のやりとりを思い出しました。
 
 天皇:どうですか。
 米長:日本中の学校に国旗を上げて国歌を斉唱させるというのが私の仕事でございます。
 天皇:ああそうですか。
 米長:今頑張っております。
 天皇:やはりあの・・・、その、強制になるということでないことがね
 米長:ああ、もう、もちろんそうです。
 天皇:望ましいと
 米長:ほんとにもう、すばらしいお言葉をいただきましてありがとうございました。
 天皇:どうぞ元気で。
 米長:はい、ありがとうございます。


国家を唄わない教師の処分は、未だ収まっていないようです。
現天皇は、靖国神社には赴かず、日本のみならず、世界中の「戦没者」慰霊の旅を皇后とおふたりで実行されているのですよね。

同じ日の新聞には、母親に猛毒(タリウム)を飲ませた少女、同級生を殺害した中学生の記事・・・(--;
皇居の中は、とても静かで、巷の喧騒が一切入らないそうです。
この国で、今、一番私利私欲から離れ、リベラルな思考をしている人たちはもしかしたら、天皇とその御家族だったりして・・・?
清子さまのあの語り口を、国民が少しまねをしてみたらどうだろう。


どうも、「タミフル」と「タリウム」が似ていて、混同しそうだ・・・
新潟県では、国の行動計画に沿い、行動計画の作成に着手したところ、県民22万人分の費用が7億円を超え、備蓄方針が決定すれば、補正予算か、来年度予算への計上を予定しているとのこと。
7億円・・・(==;
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by hontou-no-koto | 2005-11-17 03:56 | 日記

タミフル

タミフル=リン酸オセルタミビル
この医薬品名をしっかり覚えておかなくては(@@;

世界で初めてのインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬剤として、去年随分有名になった薬だったと記憶しています。
が・・・医薬ビジランス研究所の浜六郎医師が、12日、日本小児感染症学会で「タミフル使用後、睡眠中に突然死した幼児など5例や、異常行動後に事故死した2例など」を報告発表したとのこと。
昨夜のニュースでは、浜医師や子供を亡くされたお母さんたちが話されていて、日本中の人達が驚いたのでは?
ところが、14日の新聞には、厚生労働省の今年の鳥インフルエンザ対策として、タミフルの国内備蓄を2500万人分に増やす方針で、政府は15日に関係閣僚会議を発足させて取り組みを本格化する予定だと書かれていました。

インフルエンザは基本的には自然治癒する疾患です。インフルエンザ発症時(48時間以内が適応)に症状軽減を必要とするのは、高齢者や呼吸器・心疾患などの重篤な疾病をもっているケースに限られます。しかし、昨シーズンは、予防投与が認められた影響もあってか、世界の全生産量の70%が日本で消費されました。(by全日本民医連薬剤委員会)

同じように、タミフルを飲んでも、2割には効き目が無かったというデーターがあり、タミフルを飲んだ効果は、症状の軽減と飲まないで治癒する日数平均4日間を3日間に短縮させるということだそうです。

1錠363.7 円×2回分×5日分×2500万人分=909億2500万円。。。ってほんとう~?!(@0@;


すでに、朝日新聞の14日夕刊には、耐性ウィルスが発見されたとのニュースも・・・
去年までに約1000万人に処方されたというタミフル・・・これって、もしかして、日本だけ?



* 「予防にまさる治療はない」といわれるのがインフルエンザ。やはりワクチンの予防接種が基本です。とくにお年寄りや、持病で体の弱っている人は重症化しやすいので、冬のシーズンに入る前にかかりつけの医師と相談されるとよいでしょう。
* インフルエンザが流行してきたら、お年寄りや体の弱い人は、できるだけ人混みは避けたほうがよいでしょう。外出時のマスク、帰宅時のうがいや手洗いも忘れずに。
* ふだん健康な若い人は、重症化することなく自然治癒するものです。必ずしも薬を必要としません。休養と睡眠、そして十分な水分と栄養をとることが大切です。
* 対症療法的に、カゼ薬、解熱鎮痛薬、咳止め、痰きり薬なども処方されます。ただし、アスピリンなど一部の解熱鎮痛薬は、子供のインフルエンザには使用しません(脳症との因果関係)。そのほか、肺炎など細菌による二次感染時やその予防に抗生物質も処方されます。

(* ホームページ「おくすり110番」http://www.jah.ne.jp/~kako/ より、抜粋させていただきました。)
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by hontou-no-koto | 2005-11-15 02:14 | 日記

共謀罪

昨夜は、ピース津南ネットのメンバーから、「共謀罪」が、次期国会で、成立するかもしれないからたいへんだという話を聞いた。

「キョウボウザイ」って何?って聞いてしまいました(^^ヾ
実際に実行しなくても、話をしたというだけでも、同罪とみなされる法律で、集会・結社・表現の自由を制約してしまう、治安維持法にも近い性格のもので、例えば・・・
居酒屋でそりの合わない上司を叩きのめしてやりたいなどと冗談を言って憂さを晴らせば組織的な傷害の共謀とされるらしい(==;
http://tochoho.jca.apc.org/index.html

う~ん、これも、テロ防止対策とかいって通すのかなあ・・・(@@;
国民があんまり知らないうちに、法律って決まっちゃうもんなの~?
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by hontou-no-koto | 2005-11-14 02:03 | せいじ

民意

今日は、自民党発足50年目に当たるという。
発足当初よりの、党の念願である、憲法改訂を成し遂げたいという意気込みが伝わってくるこのところの動きである。
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by hontou-no-koto | 2005-11-08 23:44 | せいじ


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